<プロアマ交流戦>1−1で引き分ける 始球式は鳩山首相
11月22日17時2分配信 毎日新聞
プロ野球(NPB)のセ・パ両リーグ誕生60周年を記念した26歳以下(U26)NPB選抜−大学日本代表のプロアマ交流戦が22日、東京ドームに4万1025人の観客を集めて行われ、1−1で引き分けた。
NPBは一回、大学の先発・斎藤佑(早大3年)から先頭の坂本(巨人)が左前打で出塁すると2死三塁から27歳以上のオーバーエージ枠で出場した新井(阪神)が右前打を放って先制した。大学は六回、NPBの6番手・大隣(ソフトバンク)から2安打などで1死一、三塁の好機を作り、多木(法大1年)の遊撃後方に落ちる安打で追いついた。大学の投手陣は二回以降毎回走者を背負いながら、プロの打線を無得点に抑えた。
試合は学生野球にならい、両チームがホームベースを挟んであいさつ。鳩山由紀夫首相が始球式を行い、両チームともほぼ1回に1人の投手をマウンドに送って投手戦を展開した。
◇大学先発の斎藤佑、初回はまずまず…大学投手陣の健闘光る
大学先発の斎藤佑はNPBの先頭打者・坂本を速球で追い込んだ。だが、坂本は甘く入った3球目のスライダーを左前へ。2死三塁からは新井が146キロの速球を右前へはじき返し、プロの打撃を見せつける。しかし、斎藤佑も続く亀井(巨人)のバットをへし折って一ゴロに退け、大学日本代表のエースのプライドは見せた。プロとの対決はこの回だけで終わったが、「プロが近く感じ、いい勉強ができた。プロの舞台に立ちたいという気持ちは強くなった」。来年のドラフト注目投手はそのレベルを肌で実感した様子だ。
二回以降、大学は後続の投手陣が踏ん張った。沢村(中大3年)はNPB8番手の由規(ヤクルト)が記録した150キロに次ぐ149キロの速球で坂本を見逃し三振に仕留めた。1年生の東浜(亜大)は「ボールを振らない打者と駆け引きを楽しめた」と収穫を口にした。プロは9安打しながらも1点。大学投手陣の健闘が光った。
プロアマ交流戦について大学の榎本監督(近大)は「全国の大学野球が盛り上がる」と継続を望み、NPBの高田監督(ヤクルト)も「プロでもすぐに勝てる投手が何人もいた。内容のある試合だった」と意義を感じたようだ。坂本も「同年代の投手と刺激し合っていける」。来年も世界大学選手権(7月)の壮行試合として実施が検討されており、実現すればプロアマ双方にプラスとなりそうだ。
〇…オーバーエージ枠で出場して4番に座った32歳の阪神・新井は、一回2死三塁の好機に斎藤佑の5球目の直球をしぶとく右前に運ぶ先制タイムリー。「斎藤君が(捕手とのサイン交換で)首を何度も振るので迷った。真っすぐかフォークと思ったら真っすぐが来た」という。「思ったより球に力があって斎藤君はいい投手でした」と新井。「きょうの試合がきっかけになって、毎年プロアマが交流していければ」と話した。
○…巨人のドラフト1位指名、ホンダ・長野の最終打席は1点を追う十一回。鋭く外へ逃げる変化球を2球続けて空振りし、最後は141キロで空振り三振を喫した。準優勝に「悔しい」と一言。だが、都市対抗に続いて5試合を戦い抜き、「誇りに思う。良い指導者に出会い、大好きなチームで過ごした3年間は、野球人生の財産になる」。来春の目標は「開幕1軍」。「学生時代や昨年より、今は自信を持ってプロの世界に行ける」と話した。
○…「成長した姿を見せたかったのでうれしい」と大学の最後9番目の投手を務めた菅野(東海大2年)は胸を張った。菅野は巨人・原監督のおい。NPBのコーチとして一塁コーチスボックスに立った原監督の前で、140キロ後半の速球と140キロを超えるカットボールを披露。八回無死一、二塁から登板し、九回には中田(日本ハム)を空振り三振に仕留めるなど、プロの打線を無得点に抑えてみせた。
◆イニングなど
大学日本代表
000001000◆1
100000000◆1
U26NPB選抜
【大】斎藤佑(早大)、乾(東洋大)、沢村(中大)、東浜(亜大)、中後(近大)、大石(早大)、野村(明大)、西嶋(明大)、菅野(東海大)−小池(青学大)、小林(同大)、杉山(早大)【U】前田(広島)、大嶺(ロッテ)、平野(西武)、金刃(巨人)、久米(ソフトバンク)、大隣(同)、唐川(ロッテ)、由規(ヤクルト)、山口(横浜)−銀二朗(西武)、嶋(楽天)
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